知る勇気 Noと言う勇気
- 2011/04/29
- 12:37
福島を中心とした学校で、地産地消の食材を使った給食が出されているようですが、これを断り弁当を持参することが許されるのかということを、法律の解釈から中部大学 武田邦彦教授がご自身のブログに記事を掲載されています。
氏の結論部分を抜粋しました。
つまり、福島産、茨城産のように、現在は1年に10マイクロシーベルト以上の野菜や牛乳が多いので、その食材を給食に使用することは「文科省の法律違反、懲役になる」ことであり、議論の余地無く、学校は給食に「汚染されている可能性のある食材」は使えない事になります。
文科省も先生方も、文科省の法律を犯してまで、児童を被ばくさせようとしないでください。
超・ねじれ思考 児童の被ばくは多い方が良い??も是非お読みください。文科省の考え方がおかしいことがよくわかります。
私は同じ母親として、福島周辺の保護者に伝えたいです。
わがままと言われようが、モンスターペアレントと言われようが、
子どもの為にはっきり発言したり、行動することは、親の務めだと思います。
怖いものから目を逸らしたり、思考を停止させたり、安心させてくれるような言葉を信じたい気持はわかりますが、心を強くもって、まず子どもの身体と未来を守って欲しいと思います。不安がある食材を食べさせたい親などいないはずです。親たちの抗議の声が大きければ、文科省も考え直さざるを得ません。現場の教師だって本当は食べたくはないと思います(でも言えないのです)
学校への遠慮、地元農家の方への同情より、子どもの命を選んで欲しいと思います。
国民の皆さんにも、これは福島周辺だけの問題ではなく、身近な問題として考えて欲しいと願います。
国は、なぜ汚染された農産物など(基準値をあげて安全と言い張ってはいますが)を、市場で売れないからと言って地元の給食に回すのか?私にはまるで子どもたちが家畜のように扱われているように思えて仕方ありません。
風評被害で市場で売れないと、農家が困ります。それでは農家に支払う賠償金が多額になります。だから給食で使うということを思いついたのではないかと思えるんです。何を一番大切に考えるべきかという基準が間違っているのです。国はいつもそうです。生命、環境を守るということが政治の基本であるなら、原発もつくらなかっただろうし、こういう事故が起こっても対応が全く違うものになっただろうと思います。未だに政府が国民の生命や健康に暮らす権利を守ることを最優先にしないのなら、そのような政府は信頼できません。ですから、そのような政府に大切な子どもの命を預けることはできないのです。
今後、(政府の言うところの風評被害で)売れなくなった農産物や食肉、乳製品、海産物が全国の学校給食や様々な施設で給食として消費される可能性もあります。(気付かないうちにそうなっていたということになりそうで怖いです。)
福島周辺の農家の方には心から同情いたします。
速やかに国と東電から賠償金が支払われるべきだと思います。
蛇足ですが・・・
昨日(28日)になって、千葉の3ヶ所の牧草から21日に政府が勝手に引き上げた基準値でさえも上回る放射性ヨウ素と放射性セシウムが検出されていたことが明らかにされました。このように何故か行政は速やかに危険を知らせてはくれません!1週間もたっているのです。
牧草が汚染されたということは、それを食べる家畜も汚染されているでしょう。
牧草だけでなくその地域の土壌や水も汚染されているのです。
警告してくれれば防げたかも知れないのに、体内被曝をしてしまった人がいるかもしれません。
3ヶ所のうちの一か所、八街市の知り合いに昨夜メールでこのことを知らせましたが、大変驚き慌てていました。その方の親戚は皆、地元の農家らしいのですが、誰もこのことを知らないということでした。市役所が教えてくれたらよかったのに!と嘆いていました。
行政もどうしていいかわからず茫然としてしまっている状態なのだろうと思います。このようなニュースを聞くたびに、自分と家族の身は自分で守るしかないのだなとつくづく思います。
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