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内部被曝の恐怖

 
 
7月20日放送のたねまきジャーナルを文字おこししました。
内部被曝の恐ろしさを改めて実感しました。政府の安全宣言や基準値はまったくあてにならない。
自分や家族の健康を守るためには、どう生きたらいいのか一人一人が考えなくてはいけないと
想いました。
 
 
ゲスト:物理学者 琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬氏
 
 
 
 
 ↓文字おこし
 
 
この内部被曝と言うもの、例えばですけども、今問題となっておりますセシウムが大量に検出された藁を
食べた牛は、これ内部被曝したということになるんですよね?
 
そうですね、あの、内部被曝というのは放射能の埃をですね、吸い込んだり食べたりして、それで体の
中から放射線が出てくる、その放射線に被曝してしまうという意味で内部被曝という言葉を使っております。
外部被曝というのが、放射線が体の外からやってくる場合を指しますけれど、牛が食べた藁の中に放射性物資が含まれていて、それがお腹の中にある食べ物からどんどん放射線が出てくるわけですね。
 
で、その牛肉を私たちが食べますと、また私たちの体の中に放射線物質が入って、ずーっと体の中から放射能を出すってことですよね?
 
そうですね、あの、結局、放射能と言うのは、煮ても、焼いても、水に溶けても放射性物質というものは
変わらないわけですから、体の中に入れてしまうと、それで内部被曝をするということになりますね。
 
ずっと続くと言うことですね
 
体外へ排出されるということもあるですか?
 
ええ、あの、例えば血液に溶け込むような水溶性の物質ですと、おしっこになったり、排泄されるたびに
外に出て行くということで、やっぱり、これを生物学的半減期と申しますけど、だいたい体の中に入った量になる
期間がおおよそ定まっているという、そういうことで体の中からはどんどん減少しますけれども、但し、骨とか
特定の臓器のところに定着してしまうと、体の外には出ないということになりますので、こういう部分がずーっと
長期的に被曝をさせてしまうことになりますね。
 
そうすると、放射性物質の種類と期間、臓器との関わりになるわけですね
 
そうですね
 
じゃあ、今のセシウムはどうですか?
 
セシウムはですね、物理的な半減期と申しまして、体の中に入るわけではなくて、そのままセシウム137なんかを放っとくと、約30年かかって半分になるという、そういう放射をいたします。これが物理的半減期と呼ぶんですが、セシウムが体の中に入ってしまった場合、人の体では約100日で半減、あの、生物学的半減期は100日という、そんなことが一応観測されております。
 
100日で半分になる、ということは0にはなかなかならないんでしょうが、0に近づくためには300日とか400日とかで、だんだん0には近付いていくんですよね?
 
そうですね、100日で半分になり、また100日経てば、初めからの4分の1になり、と言うように半分半分になっていく日にちが100日というように言われております。
 
でも0にならない限り、ずーっとそこから放射能は出るんですね。
 
ええ、ええ。内部に放射線がずっと出続けてですね、あの内部被曝の場合には、セシウムですと、セシウムがベータ線を出してバリウムという物に変わって、 バリウムがガンマ線を出してですね、体の中ではベータ線を出してさらにバリウムがガンマ線になるという、そういう2本の放射線を出しますけれども、外部被曝で物を言う人は、
セシウムが本当はベータ線しか出さなくて、その後のバリウムがガンマ線を出すものですから、セシウムのガンマ線だなんて言ってしまっておりますけれども、これは外部被曝の方はガンマ線しか勘定しないっていう見方をして、とてもこれは内部被曝をきちんと正確に見ているわけではありませんね。
 
あの、ベータ線の方が蓄積しやすいわけですね。
 
えーっと、ベータ線の方がですね、体の中で分子を切断するという作用が放射線の作用であるわけですけど、
この分子を切断するという密度が、ガンマ線よりもはるかに密度が高い形で、集中的に行われます。
それで、内部被曝が特に怖いのは、東電福島原子力発電所からの埃もそうなんですが、放射性物資が原子が一個だけで飛び出すんじゃなくて、微粒子、或いは放射性の埃だなんても表現されますけれども、原子がたくさん集合した状態で粒になっているという、それで例えば1マイクロ直径と言いますが、1マイクロメートルは1000分の1ミリメートルですけども、ミリメートル、この粒はもう目には見えないですね。
 
見えないですね、それは。
 
ただ、この一粒の埃の中に、原子の数でいえば大体1兆個の原子が・・・
 
1兆も入っているんですか、原子が?
 
はい。あのミクロに見ればすごい数なんですね。それで、こういう埃が体の中に入ってしまうと、1兆個も放射性の原子があるものだから、どんどん同じ場所からベータ線が出てくるんです。
で、同時に、バリウムという原子に変わっても、同じ原子が名前だけ変わるということになるものですから、
やっぱりガンマ線も同じ場所から出てくるということになって、内部被曝の場合には、相当集中した被曝がなされます。
 
同じ場所から、集中して放射能が出てくる、そこが怖さの一つなんですね。
 
そうですね。それでその怖さが、放射線が、電離作用というふうに呼ばれているんですが、電子を原子から吹き飛ばしてしまうと言うことで、結局その作用はですね、色々な生態の分子がありますが、分子を切ってしまう、切断してしまうという効果をもたらします。
 
言ったら、体の組織がもうバラバラに、細かい部分で、ものすごい細かい単位でバラバラに引き裂かれてしまうようなものですよね?
 
そうですね。それで、この分子切断がなされても、また生物の修復機能と言うのがかなりたくさん働いていて、
ただ、あの切断されたところが、周囲が切断されていなくて、それできちっとしたものがある場合には、切られた物同士の相手が元通りになる可能性が非常に高いのですが、内部被曝の場合、これがギシギシと切断されてしまうことになるものですから、繋ぎ間違えてしまうわけですね。そうすると、遺伝子が繋ぎ間違ってしまうと、遺伝子が変成されるという、組換えられるということが・・・。
 
もう組換えられて遺伝子が全く別のものになって・・・
 
そう別の物になってしまってですね、これが生き延びるとですね、二つの大きな作用が出てくると言われています。一つは、その人の体の中に、同じ場所が変成されることが何回も何回も、それこそ40回も50回も繰り返されるとガンになってしまうと言うふうになっています。
 
そういうメカニズムでガンになりやすくなるんですか!
 
ええ、ですから、時間がかかって、ずいぶん後になってですね、5年10年20年というそういう後になってガンになる、出てくるということになります。
 
そういうメカニズムなんですね。
 
ええ、それで、これが晩発性のガンだなんて呼ばれておりますけれどね、
 
後になってわかってくるということですね
 
これが1つ大きな怖いものです。もう1つ怖いのはですね、遺伝子というのは、全く同じ遺伝子を細胞分裂なんかするときに、次々と同じものを作る構造をもっているものですからね、卵子や精子がそういうふうに遺伝子が組間違ってしまったものがありますと、この組み換えられた不安定な遺伝子が子供や孫に伝わっていくような、こういう作用がありまして、これは物理的に明瞭に、必ず出てくる2つの効果なんですね。
 
間違ってできてしまった、間違った組み合わせのものを、なんぼもなんぼも出していく、それが遺伝していくということなですね。なるほど。で、こうした恐ろしさを持っている内部被曝ですけど、色々な基準の中に、
この内部被曝が考慮されていないということをききました。例えば、今、福島の子供さんたちに、なんとか校庭で遊んでもらうための、土壌の汚染の、この基準はどうしましょうかと言う時にですね、年間20ミリシーベルトというのを基準にしましょうとなっているんですが、これには内部被曝は入っていないんですか?
 
はい、結局ですね、今、国際放射線防護委員会という、こういう組織が被曝線量を計測するような基準になっているんですけど、
 
世界的なですね、はい
 
実は、このICRPと言うのは政治的ないきさつから見るとですね、アメリカが核兵器の放射線による病気がたくさん引き起こされるということを隠す目的で作られたといってもいいような生い立ちをもっておりましてね、内部被曝をこのICRP、国際放射線防護委員会の基準は内部被曝を測ることができないような基準にされてしまっているんですね。
それで、内部被曝を分からない方たちが、20ミリシーベルトだなんていう値をもてあそんでおりますが、これはとんでもないことだと思います。
 
それは先生、広島・長崎と関係あるんですか?
 
ええ、あります。あの、広島長崎の原爆を落とした後にですね、アメリカが威力の大きさにびっくりする、そしてもう1つは、この1ケ月くらい経ったあとで、まるっきり原爆で傷を負わなかった人がバタバタと亡くなって行く。
爆心地に後から入域した人たちがバタバタとやっぱり亡くなっていくということをですね、世界に知られようとして、これを大慌てで隠して、広島・長崎に1ケ月経ったあと命を失って行く人は皆無であると言うような、そういう宣言を、マンハッタン計画の情報担当相がやってきて、そう発言して、その後占領ということを利用して、その被曝のデータを一切秘密管理してしまったんですね。
 
実は、広島での内部被曝の資料をアメリカは持っていたにも関わらず、それを隠したということですか?
 
うん、そうですね、内部被曝を隠すためにはもうひとつ重要なことがありまして・・・
 
あ、先生、矢ケ崎先生、 申し訳ございません。
この話は非常に重要な話できっちり伺わなければいけないんですけど、今日、番組の時間が充分ございません。また日を改めてこのお話をちゃんと伺ってよろしいでしょうか?
 
ええ、あの、そうしてください。ただ、今、牛の被曝がですね、見つかったこういう事態がそもそもどうして出てきたかというとですね、国が被曝をさせてはならないという基準を持っていないんですね。先ほど申し上げましたように、放射線というのは、遺伝子をそういう風に痛めつけるということで、できるだけ0がいいという、ところがですね、食品などは限度値を設けて、限度値より低いものは安心だ、食べなさいと、そういうことも言っている。
 
そこの考え方に非常に大きな問題があるということを、矢ケ崎先生は仰るので、このお話を広島・長崎とどう私たちが、関連しているのかということころを、また日を改めて伺わせてください。つまり、とにかく、今の牛の問題ひとつをとりましても、もう内部被曝に安全なものはない、被曝に安全なものはないという考えに基づかないと駄目だというのが先生のご主張だと理解していいですね。
 
ええ、この考え方に立たないとですね、国民の被曝、国民の命をきちんと安全に保つということは絶対にできませんので、政府は是非これをやらなければいけない、決断しなければいけないところですね。
 
はい。どうもありがとうございました。琉球大学 名誉教授 矢ケ崎克馬さんにお伺いしました。
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