9月28日横浜市会の動画
- 2011/09/29
- 14:53
9月28日の横浜市会の動画です。
こういうのが公開されていることは大変ありがたいです。
横浜市が小学校の給食にセシウム牛を出したこと、それに対して市長が安全宣言をしたこと、
それから、横浜市が放射能線量が高い瓦礫を積極的に受け入れていることについて、
市会議員の太田氏が鋭い質問をしています。
私はこの答弁を聞いて、ほとほと市に呆れてしまいました。
特に健康福祉局長は、自分の言っていることの矛盾に気がついていないのではないでしょうか?
9/28 横浜市会 太田正孝議員 放射能問題?
【文字おこしーSerena】
太田正孝横浜市会議員(以下、太田議員):
放射能の瓦礫を燃やしますって、安全性をどうやって確認しますか?
林文子横浜市長(以下、林市長):
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に関わるガイドラインがございますが、
この中で広域処理を希望する自治体の一時仮置き場に於いて、災害廃棄物の放射能濃度の確認を行うことに
しておりまして、また二次仮置き場から県外に排出さる際に、当該廃棄物全体を対象に周辺の空間線量を測定することが基本となっております。受け入れる場合には、本市での空間線量の測定も検討してまいります。
太田議員:
だから焼却した時の排煙の放射能はどうするのか、或いは焼却後の灰の処分はどうするのか、
それらの放射能に対して市民は大丈夫なのか、ということを確認された上でやろうとしているのかということをお聞きしたい。それから、資源局長、煙突から廃棄されるにあたって、今でもそうなんだけど、煙突の放射能濃度なんて検査していないじゃないですか。どういうふうにして、この検査をするつもりですか?
大熊横浜市資源循環局長(以下、大熊議長):
当局の廃棄物の焼却工場につきましては、排ガスの処理装置というのがございます。
その中にバグフィルターというのがございまして、それを濾してセシウムを99.9%以上除去できるような、そういうバグフィルターというものを使って、それで排ガス処理をしております。
実際に旭工場に置きましても、実際にこういう検査をしたところ、排ガスから放射性セシウムは検出されておりません。
林市長:
瓦礫処理につきましては、これは東日本大震災で本当に各自治体が協力して処理をしていくべきものでございます。横浜市としては安全性を確保してしっかりとやるということで検討しております。
太田議員:
安全性が絶対確保できるまでは、お止めになった方がいいと私は思います。
それから焼却にあたって、全工場でなんで今、検査しないのですか?
大熊局長:
順次検査をいたします。あの、測定はいたします。
太田議員:
今やっていないのはなぜですか?
大熊局長:
すでにその準備にはとりかかっております。
太田議員:
あの、遅いですよね!
それから、「健康に直ちに影響ない」ね、あのセシウムの牛肉を100回くらい食っても平気なんだと、その意味はどういう意味なんでしょう、市長?なんで、あの広報で報告したじゃない?なぜ、100回くらい食っても平気だってことになったんですか?
橘横浜市健康福祉局長(以下、橘局長):
私から説明させていただきたいと思います。
小学校の生徒が汚染牛肉を食べてしまったことの健康の影響ですね、これは、あの100回とは言っておりませんけれどね広報でも。l給食に使用した回数は4回ということで、提供した量は最大でも125g、それをもとに計算して、また検査で確認された放射線セシウムの最大値というのは719ベクレルなんですね。で、提供した最大量は125gでこれで試算しますと、日常的に受けている自然放射線量に比較して、かなり低い値でありますので、健康に影響を及ぼす状況ではないと考えます。で、これは広報では唐木先生という方が解説しておりますけれど、唐木先生だけではなく、新聞で報道された時に、各紙の新聞で専門家の意見というのが載っているんですが、その殆どの専門家の先生が同じようなことを申しております。ですから、いえ、本当ですよ!ですから、一人の専門家だけでなく、いろんな方の意見を聞いて安全だと、私どもは判断しておりますし、広報では、今申し上げたようなそういう論拠で、もし食べてしまったとしても心配要りませんよと、もちろん、食べないに越したことはないわけですけども、ま、不幸にして食べてしまったわけですけど、その場合でも今の論拠で心配要りませんと申し上げtおります。
太田議員:なぜ食べないに越したことはないと思いますか?
橘局長:
通常100ベクレル以下というのは安全だと言われているけど、それは違うと、わからないんですね、正直なところ。で、わからないんで、報告があがってきてないということなんです。
つまり、危険がないということではないということなんです。で、この広報でもそのように説明しております。
あの、危険がないということではなくて、確率的な問題として考えている。で、危険ではないということは、まだリスクはあるんです。リスクがある限りは食べない方がいい。こういう風に解説をしております。
太田議長:
市長ね、そういうことなんだよ!広報に書いた限りは、唐木さんの発言じゃないんだ。
市長の発言なんだよ。今の健康福祉局長の発言も、それじゃ駄目だと私は思いますよ。ありがとうございました。
まるで他人事のようですね。
「不幸にして食べてしまったわけですけど」って、給食に出したのは市ではないですか!
あの当時、すでに食品の汚染については懸念されていました。
そして、市が参考にしたのが、唐木英明東大名誉教授、政府の食品安全委員会のメンバーです。
御用学者としか判断できない発言を繰り返されています。
さらに、横浜市の健康福祉局長が参考にしたと言う、新聞各紙に掲載されていた専門家たちも、御用学者ばかりではないでしょうか?
なにより、私が一番驚いたのは、①内部被ばくと外部被ばくを一緒に考えている②自然放射能と人工放射能の影響を同じに考えていることです。知識が無さ過ぎるのです。これた、横浜市民の健康をあずかる局長ですから困ったものです。
で、安全宣言しながら、「でも本当は危険かもしれない」と本人は思っているわけです。
ところで、この唐木名誉教授ですが、twitterにこのような書き込みがありました。
iwakamiyasumi 岩上安身
放射性物質の拡散強行と、TPP・モンサントをつなぐ線が浮かぶ。食と農の破壊の進行を食い止めるには。RT @renaart: 横浜の御用学者唐木が、食品安全委員会の資料肥料担当で、唐木のやってる財団の現会長がアメリカ穀物協会の日本代表、モンサント3年勤務経験あり
横浜市は市民の意識が高い地域だと思います。
こうして、市会の様子をYouTubeで公開してくださる方もいますので、
議会は市民の圧力をヒシヒシと感じていると思います。
瓦礫の埋め立ても、キャンセルになりました。
各地に住む方も、せめて自分の町を守るという意識を持って行動していただきたいと思います。
そうやって安全な日本を取り戻していきましょう。
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