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元キューバ大統領、「対イラン攻撃は想定外の 大惨事を招く」


2011年 11月 15日(火曜日) 17:22   

元キューバ大統領、「対イラン攻撃は想定外の
大惨事を招く」


キューバのカストロ元大統領が、「イスラエ
ルによる対イラン軍事攻撃は、それがどの
ような形であれ、想定外の大惨事を招くこ
とになるだろう」として警告を発しました。
カストロ元大統領は、キューバの各新聞に
14日月曜、掲載された論説において、「イ
ランの国力や人口、あの広大な国土からし
て、対イラン軍事攻撃はイスラエルにとって
、過去におけるイラクやシリアへの攻撃の結果よりも、はるかに惨憺たるものになる
だろう」と述べています。
カストロ氏はまた、世界における原子力の大惨事について警告を発するとともに、IA
EA・国際原子力機関の行動を非難し、「イランの核活動に対するIAEAの最新報告
は政治的で、非常に偏っている」としました。
また、「リビアに対するNATO・北大西洋条約機構の軍事作戦が終了してから、IAEA
は世界の平和に貢献しなくてはならないはずなのに、世界を一触即発の状態に陥れるような、政治的で偏った報告書を発表した」と語っています。
この報告によりますと、IAEAの査察官はその最終報告において、イランが原子爆弾
を製造中であることを示す明らかな証拠を入手していると主張しています。
この報告書が引き金となり、アメリカやドイツ、フランス、イギリスといった諸国はイラ
ンに対する新たな制裁行使を要求することになりましたが、ロシアはIAEAのこの報
告書の結果を批判しています。
IAEAの天野事務局長による最新報告は、今月8日、35のIAEA理事国に発表され
ました。
この報告書は、11月17日と18日の両日に予定されているIAEA定例理事会を目前
に発表されました。
イラン政府は、この報告書の内容を否定するとともに、「この報告書は、均衡がとれ
ておらずしかも、専門性に欠けており、アメリカを主体とする政治的な圧力や思惑に
より作成されたものである」と表明しています。
アメリカとシオニスト政権イスラエル及び、この両者にとっての西側同盟諸国は、イラ
ンが軍事目的での核計画を進めているとの見方をとっており、こうした疑惑を、通算
4回目となる対イラン制裁を採択させるよう国連安保理に圧力をかけるための手段
にしています。
イラン政府は、こうした疑惑を断固として否定し、「イランは、NPT・核兵器不拡散条
約および、IAEAの加盟国として、核エネルギーを平和的に利用する権利がある」と
主張しています。
また、「わが国に対する軍事攻撃には、断固たる回答を以って応じる」としています。
イラン当局はまた、「このような措置に訴えることは、中東地域を越えた世界大戦に
発展しかねない」と表明しました。
 
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