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7月24日のヴィジョンと竹下氏による解説

7月24日(旧暦6月6日)の午後6時から1時間の間、瓜生姫中子(ウルウヒメナカコ)様の恩寵の光が降り注ぎました。この間に私が見たヴィジョンと聴きとった言葉を、竹下雅敏氏の解説とともにご紹介いたします。


瓜生姫中子(ウルヒメナカコ) 様 

イラスト:中西征子氏




 」内の文字は、私が聞いた声、或いは自分の声です。
『  』の中の文字、竹下雅敏氏による解説です。




最初に見えた女神様。

何かにもたれかかって、枝の花の香りを楽しんでいらっしゃいました。
大変気品があり、立ち姿もしなやかで美しい高貴な女神様でした。




『彼女は中国道教の八仙の唯一の女性の仙人である何仙姑(カセンコ)です。伝承では仙人となっていますが、ホツマの神です。』



その女神様が私を見て、軽く会釈をしてくださいました。
それから、その花枝をくださるようだったので、私は女神様の前に跪きました。
花を受け取る時、女神様の右手に、真珠の指輪がはめられていることに気がつきました。私が花を受け取ると、女神様もにっこり微笑んでくださいました。



 
『伝承では則天武后(在位690~705)の時代に145歳だったということで、夢に神人が現れて、「雲母を食べれば、不老不死になれる」とお告げがあり、その通りにすると空を飛んで自由自在に野山を駆け回れるようになったとあり、最終的には白日昇天したと言われています。』




私は高貴で尊敬する女神様から直接、花をいただけたことがとても嬉しくて、その花の香りをしばらく嗅ぎながら、幸せに浸っていました。この花は、花びらが白く、形は桜か桃のようでした。とてもいい香りがしていました。
 




『この花は、孫悟空がその実を食べて不老不死になったと言われる蟠桃(ばんとう)の花です。』


蟠桃とは?
西王母の住む崑崙山(こんろんさん)にある桃(桃の木、または桃の実)の名称。
三千年に一度だけ実を結ぶとされ、食すと不老長生が得られるという。
王母桃、仙桃とも。



いつの間、私はいつもの海岸の砂浜の上にいました。
大正真真神様の前に跪いていましたが、手にはしっかりと、女神様にいただいた枝を握りしめていました。私の嬉しそうな様子に、大正真真神様は微笑まれて、身をかがめ、その花の香りを嗅がれました。





「せれな、元気になったようだね。」
「はい、お陰様で、すっかり元気になりました」


「それはよかった」

にっこり微笑まれ
「では、連いておいで」


「今度はどちらへ?」

私が訝しがりながら訊ねると、

「面白い物を見せてあげよう!」
と仰って、森の方へ歩き出されました。
森に向かって右の方へどんどん歩いて行かれ、森を少し入った場所で立ち止まられました。そこには、直径が2~3メートル程の大きな穴がぽっかりと開いていました。

「覗いてごらん」
そっと穴の中を覗くと、そこには夜の闇に覆われ、ところどころにポツポツと灯りが見える、どこかの惑星の表面が見ていました。


「ここはどこですか?」
「地球だよ」
「地球?」
「夜の地球は綺麗だ。静かで、汚れが隠されている。もうすぐ昼間の地球が見えてくるよ。」

地球はゆっくり回転していました。

大正真真神様は、私と反対側の穴の縁に座られました。
直ぐに、穴の下に、昼間の明るい地球が回ってきました。
「全てを太陽の明かりに照らし出されて、何も隠せない地球の姿だ。」

その穴はとても不思議な穴で、見たいと思ったものが一瞬にしてズームインされたように拡大されて見えるのです。ものすごい高倍率・高品質レンズのようです。惑星サイズのものから、針のようなものさえ、見たいと思った瞬間に穴の中に見えているのです。今は地球が写っていますが、全ての宇宙のものを、ここから見ることができるのではと思いました。
「ここからは全てを見ることができるのですね。」
「その通り、全てを、ね。」


私はまた、どこかへ行けと言われるのではないかとずっと気になっていました。
それを見抜いている大正真真神様は、
「そんなに嫌かい?」
「嫌ではありません。怖いのです。」
「怖い?」
「はい。人の苦しみや怒りの中に身を置くのがためらわれます。」
「それは辛いね。」
「はい。」
私は目を伏せた。


「だけどね、せれな。それでも君は見て来なければいけないんだよ。しっかり感じ取って、受け止めておいで。それが君の仕事だからね。そしてそれが人々の祈りであり、願いなのだから。私も一緒に受け止めるからね。」
「はい、わかりました。これから見てまいります。」

大正真真神様のお優しい言葉に励まされ、私は立ち上がってお辞儀をすると、そこを離れました。




(今日は何を見るのでしょう。何を聞くのでしょう。)

人々の怒声が聞こえる。

拡声器のキーンと不快な音。
警察官がマイクで怒鳴っている声。
人々の叫び声。

太鼓を打ち鳴らすような大きな音。

(ああ、日本のデモのようだわ。)


私は彼らの頭上、高い木の上から見下ろしていました。
おびただしい警察官の一人一人に意識を合わせてみると、彼らの心の声が聞こえてきました。
「いい加減、終わりにしてくれよ。毎週毎週これをやられたら叶わないよ。」
「また人数が増えてきたぜ。一体、政府は何をやっているんだ。これだけの人が反対しているんだから、さっさと止めちまえばいいのに!俺だって仕事じゃなかったら、こいつらと一緒に叫びたいよ。」
「ああ、もう帰りたいよ。毎週借り出されて、疲れちまったぜ。」
「もし強制突破なんかされたら、俺はどっちにつけばいいんだ?国民に向けて拳銃や棍棒を向けることなんかできないよ。お願いだから、そんな無茶はしないでくれよ。」



それから私は、首相官邸の方へ目を移しました。
官邸の中の一室に、野田首相が革張りの椅子に腰掛けて、窓の外の音に耳を傾けていました。


「まったくあきらめない連中だな。いくら集まっても無駄なのだがね。
それよりも、一体日本はどうなっているんだと、アメリカ側につっこまれるのは困る。
どうにか早く諦めさせなければ。
だが、奴らが原発のことばかりに集中してくれるのは都合がいい。今のうちにやっておくこことはやっておこう。そういう意味ではこれはいいカモフラージュになるな。いずれ原発は止めるが、それまでにすべきことは山のようにある。」

 

『野田総理は心の中で呟いている通り、原発やオリンピック、いじめ問題などをカモフラージュとして使い、日本を警察国家に近づけることを次々にやろうとしています。』


そんな野田首相の様子を見ながら、心の中でほくそ笑む男性が見えました。官僚のようです。

「日本を自分が動かしているつもりなのかね。まあいいさ。そう思わせておいた方が扱いやすい。こいつはアホだからな。アホの方が動かしやすい。」





私は急いで首相官邸から出ました。いるだけで気持ちが悪くなる場所だったからです。

同じように、心が嫌がって避けようとしていたのですが、とうとう避けきれず、石原都知事へと意識が向いてしまいました。

「強い日本、強い日本、強い日本、強い・・・」
呪文のような彼の声が聞こえてきました。

「先手を打つことだ!」
「やつらの好きにはさせん。その為にも日本を強い国にしなければ。技術力は充分にある。よく組織化もされている。だが、愛国心を育てる教育がなされていない。これは大きな欠陥だ。日本は誰にも干渉されない自立した力ある国であると知らしめなければ。その為には強い軍事力を持つことだ。」

「橋本め、すっかり乗せられおって。あいつは一本、筋が通っていない。信念がないのか芯がないのか。信用できないが、うまく利用することにしよう。だが、用心するに越したことはないな。」


その橋本市長の心に意識を合わせてみました。
彼は混乱中。
脅されている?
心の中は、弱気と悔しさと怒り。
混沌としすぎていて、会話できず。

「この世界はこれからどうなりますか?」
私は言葉にして誰かに問うてみました。

「混乱が世界を包囲しています。」
すぐに女神の返事が返ってきました。

「いいですか、今が一番大切なときなのです。
どちらに向かって進むかは人々が決めるのです。
最悪の道と、少しだけ良い道があります。
最良の道の選択を、人々は捨ててしまいました。
でも、最悪の道を選んだわけではありません。
まだ望みはあります。
だまされないことです。
奴等は巧みな手だてで人々を騙し、最悪の道へと追い込もうとします。」

「最悪の道とは?」
「戦争、汚染、管理社会です。彼らは人々を徹底的に管理しようとしています。」
「その道を選ぶ可能性は?」
「そうさせない為に、神々が力を尽くしています。」
「では、望みがありますね。」
「はい、充分にあります。」

『この男は財務官僚の様です。想念の通り、官僚は政治家をアホだと思っていますが、これは私たちから見てもその通りなので、どうしようもないですね。ただ問題なのは、こうした偽善的な官僚が自分たちの利益のために国を動かすことが問題なわけです。
 石原都知事の言うやつらというのは、中国のことです。彼は自身の新党をあきらめたように思いますが、万一彼が総理になると、本当に日中間で尖閣諸島をめぐる戦争になりかねません。
 女神の言う最悪の道は第三次大戦です。少しだけ良い道はこれから来るであろう食糧危機と経済崩壊です。最良の道は地球環境の保全ですが、ご覧の通り人々の意識の中でこの道は捨てられてしまいました。支配層は巧みな手立てで人々を第三次大戦へと引き込もうとします。が、騙されないようにしなくてはなりません。シリア問題はそういった意味で大変重要です。』



「あなたは?」
私が尋ねると、目の前に女神の姿が見えました。

古風な洋装だったので、不思議に思っていると
「私は明治時代に生きたことがあります。」

と答えてくれました。



 
『彼女は明治天皇の皇女であった薫子内親王です。1875年~76年の一歳と少しでこの世を去りました。』



⑦最後に私が
「何か先生に・・・」
と言いかけると、待ってました!とばかりに、
「はい、はい!」
と、底抜けに明るい女神が現れました。


両腕に大事そうに、薄い本のようなものをいっぱい抱えていました。
「先生の楽譜が完成しました。」
そして、
「天界の学校のリサイタルが行われます。」


私にはその会場の様子が見えました。
水晶でできた透明のグランドピアノ。それが乗っているステージも透明でした。
とても大きな特別なリサイタルで、バレエの発表もあります。
バレエだけでなく、全ての学生が関わって、とても盛大に行われるのです。


「総責任者は神功皇后です。」
「天之御影様も新しい曲を作られましたよ。これからたくさんの新しい音楽が、地上にも降りてきますよ。」

彼女が抱えているのは、先生の楽譜以外にも、そうした天界の学校の生徒たちが作曲した曲の楽譜のようでした。

「それは楽しみです♪」

と私が言うと、
「はい!」

明るく答えて、彼女は姿を消しました。


 
『私が作った曲などが降りて来た時には、もし現実に耳にするチャンスがあればすぐにそれとわかるので、その時にはお知らせしようと思いますが、ほとんど曲を聴かないので降りて来ていても気づかないかも知れません。せれなさんの方が見つけるのが上手なのではないかという気がします。
 ヴィジョンに現れた女神は、アカルヒメノミコトで、天日槍命の妻です。』





 
*この記事は、個人的な利用でのみ使用可能(他サイトや出版物への転載は不可)です。
中西征子氏のイラストの利用ついては、転載元のシャンティフーラのHPをご参照ください。

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