空き家の有効活用
- 2012/08/20
- 17:59
2008年の総務省の調査によると、全国の空き家は757万戸。アパートやマンションを除く戸建ての空き家に限ると全国で181万戸あり、これが危険な「迷惑空き家」予備軍ということになる。東京都内では空き家75万戸のうち、用途が賃貸などではない「その他」が19万戸あることから、これが「迷惑空き家」の実態に近いとの見方を示す雑誌の特集記事もあった。空き家がこれほどあるのなら、それを壊すために保証金を出すより、自治体や政府が収容して簡単な補修をして、希望者に無償(または格安)貸与するか、廉価で売買できるような法案を作ればいいと思います。あくまでも住居目的とする個人への貸与か売却です。家を買いたくても買えない人は五万といます。賃料が払えない人もたくさんいます。そういう人のために空き家を有効に活用すればいいと思います。ボロボロの家でも、自分が住む家なら、少しずつ自分で手を入れていくでしょう(私だったらそうします)。そして、全国にたくさんある放棄された農地や山も、希望者に貸し出せばいいと思います。
このところ各マスコミで頻繁に取り上げられていることもあり、自治体の間に危機感が広がってきているのは確か。登記簿、戸籍などから所有者をたどり、行方を割り出して説得するのは、手間がかかる。ようやく家族に辿り着いても、「(所有者は)どこへ行ったか知らない」「関わり合いたくない」というケース、名義人が亡くなっていて相続人もはっきりしないような例もあるという。地縁の崩壊で家主が"消える"一面もあるのだ。そこで目立ってきたのが自治体の空き家条例。例えば東京都足立区は、2011年11月、老朽家屋に解体や回収を義務付ける都内で第1号となる条例を制定。解体すれば最大木造で50万円、非木造で100万円補助する規定を設けた
そもそも、私は基本的に、土地を勝手に人間が所有するという考えに納得していません。地球の土地は人間だけのものじゃない。それを人間は、勝手に自分たちで線を引いて、ここからこっちは誰々の物と決めて売買しているのです。だから、私は所有権というものに違和感を感じています。使用させてもらっているという発想で、使用権だけあればいいのではないかと思います。
現実は、自分で買った家と土地であるにも関わらず、固定資産税を国に払っています。私にはその意味がよくわかりません。自分がお金を出して買った土地なのに、どうして政府に毎年お金を払うのか。だったら政府が全ての土地を管理して、私たちに貸与し、それに対する賃料という形にしてもらった方がすっきりする気がします。
共産主義的発想だなと言われそうですが、もし平和で平等な社会が実現したら、このようなシステムになるのではないかと私は思っています。
だけど、まずはこの空き家、必要とする人に住まわせて欲しいものだと思っています。
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