宮城でのご神事③ 鹽竈神社編
- 2008/11/23
- 22:01
金華山→黄金山神社でのご神事の後、中山さんたちが向かわれたのは
塩釜市にある鹽竈(しおがま)神社です。
鹽竈神社公式サイトによると、
平安時代初期(820)に編纂された『弘仁式』にはこの神社のことが
記載されていたことより、かなり古くから存在していたようです。
多賀城の地に国府が置かれると、その東北方向つまり「鬼門」に位置し、鹽竈神社公式サイトより
蝦夷の地に接していた当社が国府の守護と蝦夷地平定の精神的支えとして
都から赴任してきた政府の人々に篤く信仰されたものと考えられます。
その流れが今度は武家社会に入ると陸奥國総鎮守として一層尊崇を集めて
きたものでしょう。
ご祭神の一人、塩土老翁神は『古事記』『日本書紀』の海幸彦・山幸彦の
説話に、釣り針を失くして困っていた山幸彦に目無籠(隙間のない籠)の
船を与えワダツミの宮へ案内した事で有名ですが、一方博識の神としても
登場しています。この地の人々に製塩法を教えたとされていて、
鹽竈(塩釜)の地名の起こりともなっております。
*写真の無断コピー・転用はご遠慮ください。
必ず事前にご相談ください。
必ず事前にご相談ください。
スポンサーサイト